興農ファーム 
〒086-1731 北海道標津郡標津町字古多糠474
TEL:0153-84-2358 FAX:0153-84-2022
興農ファームは知床のつけ根、古多糠にあります。興農ファームが他の牧場と違うのは、牛や豚を育てて終りではなく、自分たちの手で加工-販売しているところです。
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興農牛(YBB)ってどんなお肉?
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興農ファームのYBBは赤身の多いヘルシービーフです
さっぱりとした中にも旨味とコクがあって美味しい。
安全な食べ物で畜産関係では日本トップクラスと評価されています。
自家産の有機栽培牧草をたっぷり与え餌も国産の農業残渣物(小麦・ビートパルプ・大豆・じゃがいも・澱粉粕・雑豆・米糠・もみ殻他)を発酵飼料にして与えています。そして、動物福祉の面からも、広い開放牛舎で自由に動ける空間をたっぷり使って、日光浴、外気浴そして運動も充分でストレスが少なく元気に育っています。
YBB(ヤング・ブル・ビーフ)は、ホルスタイン種の雄牛を−未去勢若齢で肥育する−の略で去勢もせず、除角もしないで17ヶ月齢前後でお肉になります。日本国内では興農ファームだけで生産しているものです。赤身内脂肪(サシ)が少ない赤身肉なので、余分な脂肪を取りすぎることがなくあっさりしていて食べ飽きしません。噛むほどに味わい深い旨味とコクが広がります。

アトピー性皮膚炎の子供たちにも食べられると喜ばれています。子牛の時期には下痢をしたり風邪をひいたりする子もいますので、抗生剤等まったく使用しないというわけにもいきませんが、牛の、寒さに強く湿気に弱いという特性に沿って、ワクチンを利用しながら自己免疫力を高めて自力で元気に育つよう工夫しながら育てています。ストレスが少ないことから内臓肉も臭みがなくとてもきれいです

北海道黒牛
(興農アンガス牛)
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全くの赤身ではなく、若干脂肪交雑の入った風味のあるお肉です。通年放牧しているアンガスの母牛から生まれた雄子牛をやはり去勢しないで
肥育しています。8ヶ月齢位まで母さん牛と一緒に母乳をたっぷり飲んで放牧地で大きくなります。春に生まれて秋に母さん牛と離れて牛舎で育てていきます。化学肥料も農薬とも無縁な牧草だけをたっぷり食べて大きくなるので、より健康的で気持ちもおおらかな牛のような気がします。

 牛舎に収容してからは穀物飼料を与えますが、生涯で食べる穀物飼料はホルスタイン種の約4分の1です。牧草だけで充分太っていける種類なのです。興農牛(YBB)より更に自然体で育っています。もともと小さく生まれるので肥育仕上げまで20ヶ月以上かかっています。

 妊娠期間中からずっと有機牧草で育っているので、これぞ至高のお肉と言えるかもしれません。やはり美味しい。今のところ年間で20頭〜25頭の出荷ですのでお早めにご注文ください。 
興農豚とは
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興農ファームの豚は名実共に放牧豚です。

 多くの放牧豚と言われる放牧地は草木が豚に食い荒らされ土の肌がむき出しになっているところが多いのですが、興農ファームの放牧地は牧草が生い茂った草地が放牧地になっています。草がなくなると別の牧草が生い茂った草地に移動します。

 生まれた子豚はお母さん豚の母乳をおなか一杯28日間授乳し、お母さんから免疫抗体をもらい、免疫力の強い子豚に育てます。一般の養豚からすると授乳期間は長く母豚の出産回転率は悪くなりますが、健康な豚に育てる大事なスタートですからこの授乳期間は大事にしています。

 離乳後10キロの体重になるまで固形物の飼料に馴らし十分に消化吸収ができるようになり外気温にも耐えられるようになったら、放牧の準備として豚舎に併設されたバドック(運動場)との出入りを自由にし外気温に馴らせます。豚は汗腺が退化して自らの体温調節がうまくできず、それを調整するため体に付着した脂肪がその役目を果たします。ですから豚の体には温度に敏感な不飽和脂肪酸(固まらない油)と温度に敏感でない飽和脂肪酸(固まる脂)のバランスが重要になります、これは内と外の温度差により豚自らが食べたエサから蓄積しますので温度差を必要とします。

 外気温にも馴れ体重が30キロを超えるといよいよ本格的に草地での放牧が始まります、豚は草食性動物かと目を疑うほど草が大好きで草地の草や雑草地の雑草を見る間に、まさに根こそぎ食べてしまいペンペン草も生えない裸地になってしまいます、この草地は豚が鼻で草地の根っこを起こして食べますので豚の鼻で畑が起こされここは翌年作物栽培の畑に変身します。

 7ヶ月齢〜8ヶ月齢の出荷まで放牧され、十分に植物繊維を取り入れた体は内臓を健康にし、お母さんからもらった免疫抗体を基礎に自ら免疫抗体を強化し病気に強いたくましい豚として育ちます。出荷まで病気はほとんどなく、伝染病にも罹患しません。

 このように育てられた豚は屠場の人も驚くほど内臓がきれいで、廃棄になるものはありません、またこの豚の脂は、ほのかに甘い香りがして本当においしい豚肉に仕上がります、一度是非お召し上がりください。
興農ファームの加工品
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加工品には、豚肉の加工品のソーセージやハム等と手作りのコロッケ・ミンチカツ・ハンバーグがあります。

 ハム・ソーセージは、農場から約400km離れた、今回ノーベル化学賞を受賞された鈴木章さんが生まれた鵡川というところにある、むかわソーセージ工房で作ってもらっています。温屠体製法と言って、屠殺直後のお肉がまだ温かいうちに練り込んでベースになる生地を作ってしまいます。暖かいうちに練り込むと肉自体に粘りが出るので、結着材を全く必要としないのです。代表の伊藤さんがドイツに行って学んでこられた製法です。ですから、結着材なしのポーク100%のソーセージなのです。粗引きとかバジル、北海道に自生している行者ニンニク等を入れたバリエーションがあります。香辛料も自然塩や四国の和三盆糖など選りすぐったものを使用しています。美味間違いなしで、好評をいただいてます。

 コロッケ・ミンチカツ・ハンバーグは、使用するじゃがいも・玉ねぎはすべて有機栽培のものを使用し、衣も原料を吟味して国産の小麦でできたパン粉、秋川牧園の全卵等今現在の国内で入手できる最良質のものを使用しています。もちろん牛肉・豚肉は農場産のもので、敷地内にある直営の加工場でまさにひとつひとつ手作りで製造しています。